西遊記③ やっと天竺…じゃなくて、目的地に。の巻

 嘘のような悪夢の一夜を過ごした翌朝、長居は無用とばかりに、早い時間に島を離れ、本来の目的地に到着。まぁ、その別の島では、おいしいお刺身を食べてきたからいいんですけどね。このくらいしないと、やってられません。で、本来の目的地について、親戚の家に直行。従姉妹には笑われるわ、さんざんでした。
 僕以外の家族は車でこの日の午後にやってくることになっていたので、それまで休ませて貰うことに。疲れ果てていたのか、お昼ご飯になって起こしても起きなかったとは親戚のおばさんの弁。
 で、家族が到着。早速本来の宿泊地に行くことに。昔は祖父母と叔父が住んでいたんですけど、今は叔父だけ。しかも、一月に1週間いるかどうか、というところ。家に上がって、早速仏壇に手を合わせ数年ぶりの帰省を報告。島の方は同じ暑さでも、からっとしていて、扇風機だけでもなんとかしのげます。
 辺りを見回すと、父親の姿だけが見あたらないのに気づきました。何でも、「もう釣りに行った」とか。島に行くたびこれです。まぁ、島での一番の楽しみはそれだし、職場で釣り好きの先輩に故郷の話をすると、行ってみたい、というくらいですから、むりもないんでしょうね。