バイト君をバイクに乗せてみよう!の巻

 普段バイト君は、自転車に乗って配達をしています。2人とも原付免許は持っているんですけど、かなり危なっかしい、ということで、上からの許可がおりません。普通に配った場合は、バイクよりは自転車の方が遅い、ということは容易に想像がつくと思うんですけど、未成年ということもあって、責任問題やらなにやら、まぁ、七面倒くさい臭いことがあるわけです。
 とはいえ、バイト2名のうち、一人が、ほかの班に移籍と相成りました。ほかの班に行くにあたって、バイクに乗れなくては仕方がない、ということで、昨日上司がバイクの乗り方の指導をやっていたようです。まぁ、郵便バイクというのは、いわゆるカブですから、普通のスクーターみたいに、アクセルをふかせば即発進、というわけではありません。なんで、カブに乗ったことがない人は、まず上司が乗せていいものかどうかを見極めてから許可、ということになります。実際僕の時も、いくら新聞配達でカブに長いこと乗っていた、とはいえ、一回見て頂いたことがあります。赤い専用バイクに乗る以上、それなりに責任がかかってくるわけですから、そう簡単には乗せられない、というのが正直なところでしょう。
 で、そのバイト君、今日は僕のバイクに乗ることになりました。僕のバイクはご存じのとおり、去年入ったばかりの新車。で、バイト君にかぎを渡すときに、「壊すなよ!壊すなよ!!マジで壊すなよ!!新車なんだから。」と念を押して渡しました。で、配達をしている様子を見に行ったら、乗り方、荒っ!!たのむから、バイクを壊さないでくれ…。